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外れない首輪
第4章 キャラマキとビスコッティー
乗り換えの為に電車を降りた途端、平謝りされた。
「ごめんっ!本当にごめんね。何でも奢るから水に流してっ」
普段見せない様子で広瀬さんが謝り倒すものだから、思わず苦笑してしまった。
時間は定時を過ぎて18時になろうかとしていた。
直帰する旨を社に連絡し、広瀬さんに振り返る。
「じゃ、あそこで奢ってください。」
指差した先には、超有名シアトル系コーヒーショップの看板が緑色に輝いていた。
このショップは何度か立ち寄ったことがある。
中でもお気に入りはテラス席があることだ。
ここのテラス席はちょっと変わっていて、目の前を走る電車を眺めることができる。
4月中旬の割りに、少し肌寒かったおかげで端ではあるけどテラス席に座ることができた。
折角の奢りなので、私はショット・クリーム追加で熱めのキャラメルマッキャート、ビスコッティーも付けた。彼はドピオエスプレッソ・コンパナ。
「こんなので良かったの?」
いいんです。と久々の豪華なドリンクを飲んで、頬を緩ませながら答える。
「ごめんっ!本当にごめんね。何でも奢るから水に流してっ」
普段見せない様子で広瀬さんが謝り倒すものだから、思わず苦笑してしまった。
時間は定時を過ぎて18時になろうかとしていた。
直帰する旨を社に連絡し、広瀬さんに振り返る。
「じゃ、あそこで奢ってください。」
指差した先には、超有名シアトル系コーヒーショップの看板が緑色に輝いていた。
このショップは何度か立ち寄ったことがある。
中でもお気に入りはテラス席があることだ。
ここのテラス席はちょっと変わっていて、目の前を走る電車を眺めることができる。
4月中旬の割りに、少し肌寒かったおかげで端ではあるけどテラス席に座ることができた。
折角の奢りなので、私はショット・クリーム追加で熱めのキャラメルマッキャート、ビスコッティーも付けた。彼はドピオエスプレッソ・コンパナ。
「こんなので良かったの?」
いいんです。と久々の豪華なドリンクを飲んで、頬を緩ませながら答える。