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死んだあなたに逢いたくて
第1章 終わりと始まり
「はい、どうぞ。
クッキーも召し上がってください。」
男はわたしをソファーと机のある綺麗な部屋に案内し
紅茶とクッキーを振る舞ってくれた。
「ふむ…。そうだったんですか…。
…辛かったでしょう、まだお若いのに。」
わたしは男に全部を話した。
今日自殺しようとしていたことまで全て…。
なんでこんな初めて会った男に全てを話しているのか
自分でもよくわからなかった。
でもその男には
どこか安心させるような
柔らかい雰囲気があった。