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第6章 裏返し

「お前、今日からオレのカノジョになれ。」


あれはただの暇つぶしの冗談


のつもりだった。


昼休みの体育館裏。
そこはオレの大切な休息地。

普段は真面目な優等生を演じるオレにも
息抜きが必要だ。

だから、
毎日そこに逃げ込んでタバコを吸うのが習慣だ。




あの日も同じように体育館裏に回った。

そしたら珍しく人がいた。

しかも
喘いでいた。