この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
君と恋をもう一度
第1章 心

「⋯」
山淵健は黙り込む。今、何を考えているんだろう。
「アンタ、相当変わってんね」
少し間を置いて
「でもそういう女、好きだよ」
そう言って私の唇にキスをした
!
突然のことに私は驚く
触れるようなキスをした後、直ぐに激しいキスに変わった
かぶりつくように下唇を噛んだ後、
彼の舌が蛇の様に私の舌に絡みつく
山淵健らしいキスだと思った
「ん⋯ふぅ⋯っ」
凄く⋯幸せ⋯
蛇に必死に抵抗する小動物のように、私も負けないよう絡み合おうとする
「んぅ⋯」
そこでやっと唇が離れる
お互いの間に糸が引かれる
心地よすぎて目が虚ろになる
「⋯緊張は解けた?」
こくんと頷く

