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【短編集】real
第4章 ゲーム
「ごめん、先輩が家来ないかって。いい?」

彼の申し訳なさそうな顔を見たら、頷くしかない。

二週間ぶりのデートなのに。
先輩、先輩。

トモは、私よりも先輩が大事みたい。
会っていても、電話していても、必ず一回は先輩の名前が出る。
私なんかより、よっぽど大事みたい。

でも、トモがそこまで心酔する、先輩。
やっぱり、会ってみたい。
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