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夏休みの自由研究『早苗ちゃんの身体』
第4章 拍動
良平は再び『進む』のボタンを押した。

『次は首筋に人差し指と中指を当て、女性の拍動を調べてください』

液晶画面には頭部のイラストも表示されており、指を当てるポイントが赤くマークされている。
あごの下のちょっと横だ。

こんなところを触られちゃう・・・
早苗の心は動揺する。

「じゃあ調べるね」

良平の手が早苗の首に伸びる。

2本の指が首に触れ、ゾワッとした感覚が走る。
でも、その中に性感が混じっていることを、早苗は自覚している。

私・・・また濡れちゃうかも・・・

胸の鼓動が高まる。
その鼓動を良平に調べられると思うと、早苗はすごく恥ずかしい。


「早苗ちゃん・・・ドキドキしてるね」
良平が言った。

早苗は頬を赤らめる。
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