この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
ネムリヒメ.
第13章 シャンパン☆ストロベリー.
そしてたどり着いたのはホテルの最上階で、とある客室に通されたアタシたち…
「…………!!」
なにここ…なにここっ!!
葵くんとなにか話したあと、笑顔で去っていくベルのお兄さん
お兄さんの背中を見送ると、ここまで黙ってついてきたアタシの疑問が爆発する時がくる
「葵くん、これって…」
「ん!?」
振り返るアタシに笑顔を見せる彼
とりあえず何から聞こうかな…そろそろ説明してもらいたいな
そんなアタシの心中を知ってか知らずか、彼が窓際に立って手招きをする
「ジャーン!!」
「……!?」
とびきりの笑顔を浮かべ両手で大きな硝子扉を開く彼
するとその先には…
「…っ…………!!」
キラキラと光輝く南ヨーロッパの港町のようなパークの風景を一望できるハーバービューの大きなテラス
そして、そこに設けられたテーブルには小さな花束とキャンドルが灯されていて、潮風にゆらゆらと赤い炎が揺れていた
………なにこれ
す…
す……
す………