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ネムリヒメ.
第15章  イチゴタルト.




「…………!!」


そう言うとアタシを担ぎ上げたまま、葵くんの部屋を出る渚くん

バタンと扉の閉まる音が静かな廊下にこだまする


…って、なにこれ!?

葵くんの部屋で渚くんに朝から襲われたうえに、拐われてるんですけど…


「ちょっ…渚くん!!」

「騒ぐなよ、落とすぞ」

「だって…」

「暴れんな、重いから」

「なっ……!!」


ゴーン……!!


重いから…

重いから…

重いから…


そのひとことが頭のなかに反響して

えぇっ…なんでこうなってるの!?

そんな疑問も、今までのムードもどこかに行ってしまう


しかも、重いって言われたの二回目だし!!


「重くて悪かったですね…」


ちょっとムッとして、脱力して頭を逆さまにしたまま渚くん背中にボソッと呟く


「葵くんは軽いって言ってくれた…」

「………あっそ…」


あ……

今のさっきの流れから、葵くんの名前はナシ…だっ…た…!?


「…………」

「…ゴメン……なさい」


押し黙った渚くんに何となく謝るアタシ


「嘘だよ、バーカ…」

「ばっ、バカって………わっ!?」


渚くんの柔らかい笑い声がしたと思ったら、彼の部屋に連れ込まれてボスリとベッドに落とされた



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