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第18章 　不機嫌な Navy Blue.

カチ──ン!!


声を揃えるふたりにフリーズする雅


「……………」


なんなんだコイツら…

返り討ちとか

マジで…


雅は俯くと肩を上げて大きく息を吸い込む


「……ふざけんなぁ!!!」


バスルームに大きく雅の声が響き渡った


「いい加減にしろ、場所考えろ、男ふたりがいつまでもバスルームで騒いでんじゃねぇ!!」


…が、


「…みっくん、うるさい」


尚も葵から反省のない言葉が返ってくるわけで…


「うるせぇのはどっちだよ」

「カンケーないでしょ!!」

「葵!!てめぇはさっきからギャンギャン騒ぎやがって」

「聞いてたの、変態」

「ふざけんな!!響くんだよ」


そしてさらには…


「雅、口挟むな」


ッ…!!

おいおいおいおい、渚さんまでマジかよ…

渚にまで言葉を返され顔がひきつる


でもマジでうるせぇから


「渚さんもいい加減に……」


すると、


「わかった…」


突然、渚が葵の胸ぐらを開放した


その様子を見て、

さすが渚さんは話がわかる

などと安堵する雅


しかし…


「雅…」

「……!?」


渚はゆっくりと振り返り雅を見据えると、不敵に口角を上に上げた



「…お前から沈める」



「は!?」





「東京湾…」



「──────!!」