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ネムリヒメ.
第18章  不機嫌な Navy Blue.




アタシの声に気がついた彼女たちは、なによ…とアタシを睨みつけてくる

開き直りも甚だしい、彼女たちのそんな態度


"葉山雅って性格悪いって話"

"見た目だけじゃん"


アタシだって雅くんコト、全然知らないけれど

なにも知らないのに、勝手なこと言わないでほしい!!

少なくとも彼は……


「…っ………」


そう口を開きかけたその時、


「お前はなにも言わなくていい」

「………………!!」


へ………!?


雅くんがアタシの腰をギュッと抱き寄せて、口から飛び出そうとしていた言葉を遮った

その衝撃で、代わりに心臓が口から飛び出しそうになって、出かけの言葉が引っ込んでいく

そして彼はアタシを連れ、彼女たちへ近づくと相変わらずの視線を向けながら口を開いた


「おい……」

「っ……!!」


あれほどなんだかんだ言ってたのに、さすがに雅くんを目の前にすると彼女たちは顔を赤らめておとなしくなる


「さっきから聞いてるけど…」

「あの…えぇ…と」


なにその態度

さっきまでと、ぜんっぜん違うじゃん


「事務所と名前…」

「え……」


雅くん!?


彼がそう聞いたのは

"事務所に頼んで今度一緒に仕事させて貰おうかなぁ"

と言っていた女性だった


「アンタ…オレと仕事したいって言ってただろ」

「…………!!」


固まる彼女に雅くんが突如、妖美な表情を見せる

それは、ショーウィンドーのなかのブランドのプロモーション映像で見せていたあの美しく艶やかな表情で、みるみる彼女たちの表情が恋する乙女のような表情に変わっていった




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