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ネムリヒメ.
第21章  あの夜の王子様.





「ッ…はあ…っ、はあ…っ…」


っ…あのオトコめ…


ソファーに倒れ、息を喘がせるアタシ


"ちゃんと雅のこと起こしとけよ

できたらもっといいモノやるから…

まっ、貰うのはオレだけどな…"


「っ………」


まんまと腰を砕き、アタシの顎を撫でると薄く笑いながら部屋を出ていった渚くん

耳に残るその声に、背中をゾクリと快感がかけのぼる


…ダメだ

今日は渚くんにしてやられてばっかりだ


なかなか起き上がれず、ボンヤリと反対側のソファーに横たわる雅くんを眺める


起こさないと…


息を整え、恐る恐る彼の近くに歩み寄る

渚くんに保証された寝起きの良さを信じて、ソファーの下に膝をついて雅くんの顔を覗きこんだ


「…雅くん!?」


とりあえず、彼の名前を呼んでみる


「……………」


が、


反応…なしか…

恐ろしく整った端整な顔は瞼すらピクリとも動かない


こうなったら仕方ないよね、起こさないと…


「…失礼しまーす」


アタシは雅くんの肩に触れて、静かに揺すった


「雅くんっ…起きて」

「…………」


しかし、彼の意識は眠りの深いところにあるのか、なかなかアタシの声は届かない


それから何度か彼に訴えかけること数回

ようやく…


「雅くん…」

「…………ん…」


瞼をピクリと揺らし、目覚めの兆候のように彼が身を捩る


あ、やっと起きてくれるかも


しかし、


「……………」


あれ……



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