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ネムリヒメ.
第24章  Get back.





そこに、


「だからテメェはくたばれっつーの」


ガッ……!!!


いつ、この非常事態の異常事態に気付いたのか、炸裂する渚のローキック


その勢いで、再び膝から崩れ落ちた郁のカラダが雅の上に覆い被さる


う、グフ…ッ…!!


途端、堰を切ったかのように郁から滴る真っ赤な…

真っ赤な…

え……!?

ちょっと待て!!


どれだけ意外なことが続くのだろうか


ここで再び、とある異変に気がつく雅…

郁のむせかえるような薔薇の匂いに混じってあるものの匂いが雅の鼻を掠めた

これって…まさか…


その正体にたどり着くよりも先に、


「あ、やべ…」

「みっくんが死んじゃう…」


そんな呟きが渚と葵のふたりから落とされる


が、


「それよりも千隼だ」

「ッ…ちーちゃんっ!!」


再び動かなくなった郁と一体化した雅をそのまま放置しようとするふたり


「ッ…待て、動けな…ヒイィィィ!」


ようやく声が出せたところで、開いた口のなかに頬を伝って流れ込むあり得ないそれ


…ウソだろ、ウソだろ、ウソだろっ!!


雅の全身が一瞬で鳥肌に覆われる


「あー、またそいつが目覚ましたらこれで殺(ヤ)ッて」

「……!?」


そんな雅の目の前に渚の足で転がされる黒い凶器…


「実際に殺ったわけじゃねぇから、また生き返んぞ」

「へ…」

「よく見ろ」


するとそこには、

『対・雅専用殺戮兵器☆改』

…の丁寧に彫られた謎の刻印があった




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