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ネムリヒメ.
第25章  Black Emperor.







「あ、そっか、ゴメンゴメン。今の撤回…♪日本語もわかんないおバカさんだからあんなコトしちゃったんだった。

まったく、しょーもないガラクタにまんまと振り回されちゃって…」



が、


「…どういう、こと…」


そこで、それまで気丈にもオレたちにたてついてきた若葉ちゃんの顔が初めて不安げに歪んだ


「ねぇ…まだ、気がつかないの?そろそろわかんないとアタマ悪すぎて相当イタイよ!?

貴重品だっていいながら、握らされたのは紛い物だーって♪」

「え………」


…あーあ、言っちゃった♪


「ダメでしょ!?狸を化かしたらバチが当たるのに♪

仮にオレが取り返さなきゃ今頃若葉ちゃん、あの狸にハメ散らかされて東京湾に身投げ寸前だったと思うんだけど。

論外のオレに感謝してよねぇ」

「ッ…!!」


ホント、可哀相な若葉ちゃん♪

オレに意味もなく脱がされて、望にさんざん貶されたオチがこんなんとか、たぶんオレ以外笑えない


そうなんだ…♪

郁くんが若葉ちゃんに鍵を預けたのはホント

それを若葉ちゃんが渚くんへの抱腹に狸オヤジにあげちゃったってのもホントだし、

それを揉め事の種と見なした望が狸から掏って取り返したってのも本当のコトだ…


ただ違ってたのは、その鍵の正体を含めた存在価値


「だってそれ、郁ちゃんが…ッ!!」


"渚くんの貴重品だ"、とでも言ったんだろう


「大事な物だって…」


むしろそうとしか言ってない筈だ





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