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やらし恥ずかし夏休みバイト
第5章 マジシャンの助手
「ショーで、私たちの出番は何時からでしょうか? スケジュール的なことを、もっと詳しくお願いします」
「かしこまりました。詳しいことをまだお伝えできてませんでしたな、申し訳ない。現在、午後5時過ぎですが、これから約12時間は飛行機内で過ごすことになりまして、サバニボシ到着は翌朝5時ごろになるとみられます。そこから、滞在予定のホテルへと向かいまして、ホテル到着はどんなに早くても午前6時ごろになると思います。そこから、午後2時半までは、基本的に自由行動という形で。観光なさるなり、我々の打ち合わせに参加なさるなり、マドモアゼルの自由ですぞ。お食事は、ホテルにてバイキング形式の朝食とランチをご用意いたしております。観光なさる場合には、午後2時半までには必ず、ホテルにお戻りくださいね。そして、我々は午後3時までに、会場近くにある体育館へと移動いたします。そこで、午後3時から1時間ほど、練習をいたしまして、その後、会場へ移動。午後4時10分から、40分間のリハーサルを行います。それが済みますと、午後6時過ぎまで待機ということで。ショー本番において、我々の出番は午後6時40分からと予定されておりますので、それに備えるわけですね。終了いたしますと、撤収してホテルへと引き上げ、夕食を兼ねつつ、スタッフのみで打ち上げを行う予定です。それから午後10時半までに空港へ移動し、帰国の途へ。……とまぁ、大体このような感じです。ざっくりとした予定表は、後ほどお渡しいたします。お分かりいただけたでしょうか」
「はい、ありがとうございます! では、最後の質問なんですが……」
 朱里は言いにくそうに口ごもる。
 ポロリは柔和な表情で、促した。
「何なりと」


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