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第5章 マジシャンの助手

　ずっちゃ！　ばっちゅん！　ぐっちゅ！
　時間がないため、二人の動きは最初から全力だった。
　ポロリは早速、片手で朱里のバストを、もう一方の手で朱里のお尻を触り、互いの官能を高めていく。
　乳頭のこすり方、お尻の触り方、シンボルの動かし方、どれをとってもポロリのテクニックは一級品で、朱里は一気に高まっていった。
　朱里の形のよいバストは、上下に揺れている。
　それを目で楽しむポロリは、腰と手だけでなく、今度は唇を使って朱里の乳頭の宝石を悦ばせた。
　くわえたり舐めたりし、刺激を与えていく。
　カメラマンもここぞとばかりに、その場面を写す。
「ひゃあぁんっ！　すごいっ！」
「マドモアゼル。すぐにイかせてさしあげますぞ」
　そう言って、朱里にキスをすると、腰の動きに変化をつけ、Ｇスポットをシンボルで責めていくポロリ。
　また、股間で上手く朱里の豆をこすり上げたり、乳頭の宝石を引っ張ったり、お尻をつねってみたり、ありとあらゆる方法を用いて、ポロリは朱里の絶頂を早めようとした。
　それにより、ポロリの狙い通り、一気にクライマックスを迎えてしまう朱里。
　果肉が狂喜して振動し、シンボルへの締め付けを強めていく。
「あああああああんっ！　駆け抜けてくるうぅぅぅ！」
　絶叫し、身体を大きくのけぞらせる朱里。
　しかし、朱里は気づいていた。
　今まで散々味わってきた、あの熱い感触が、下腹部に感じられないことを。
　むろん、それこそ、今回のマジックの主眼なので、樹液が放出されてしまえばマジックが失敗になった証なのだが、そうしたことを朱里はすっかり忘れてしまっていた。
　ポロリのテクニックが巧みで、その性交に集中してしまっていたためだ。
　果肉は最大限の収縮を繰り返し、シンボルを食い締めるものの、ポロリは歯を食いしばって放出を我慢していた。
　このマジックを妻とする際には、ここまで苦心の表情を見せていなかったのだが、やはり今日初めて味わった朱里との性交は、ポロリにとっても新鮮で甘美だったようだ。
　だが、ポロリは「おおう」と言って顔を歪め、まるで絶頂を迎えているような様子を見せつつ、その実、全く樹液を放出していない。
　ぶるんぶるんと大きく身体を震わせたあと、朱里は今度は前へと身体を倒し、ポロリに抱きついた。
　ポロリも優しく朱里の背中へと手を回して抱き寄せると、耳元で囁く。