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やらし恥ずかし夏休みバイト
第1章 海の家
 やがて、体内から出てくる白い液が少なくなったと感じた朱里は、こするのをやめた。
 ふとギャラリーの方へ目をやると、自慰軍団は人数を増やし、シンボルをこすり続けている。
「もう~! 何してるんですか、皆さん」
 朱里の声はガラス越しに聞こえているのかいないのか、それは分からなかったが、自慰軍団は一向にその行為をやめようとはしない。
 なので、朱里は相手にするのをやめ、シャンプーとボディソープを使って、髪や身体を丹念に洗ってから、シャワーを止めた。
 その後、バスタオルで身体を拭いていると、外から「え~、もう終わりかよ」「早いな」というような不満の声が漏れている。
 シャワーを終えた途端、突然無性にとてつもなく恥ずかしい気持ちに苛まれた朱里は、バスタオルで身体を厳重に隠しつつ、更衣室へと逃げ込んだ。
 言うまでもなく、そこでもまたガラス越しに多くのギャラリーが待ち構えており、横から裸を見られてしまったものの、出来る限り大急ぎで下着と服を着た朱里。
 そして、逃げるように裏口から外へ出て、海の家を後にしたのだった。



                ■ 第1章 おわり ■


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