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やらし恥ずかし夏休みバイト
第1章 海の家
 周囲の視線が気にはなったものの、早く浴びたいので、朱里は仕方なくビキニを脱いでゆく。
 スルリとボトムスを脚から抜き取り全裸になると、ギャラリーから歓声が沸いた。
 朱里の身体の前面、胸や下腹部を確認しやすいポジションは、大いに人気で、立錐の余地もないほどだ。
 朱里の頬はまたしても熟れたりんごの色に染まったが、何気なさを取り繕い、シャワーを出し始める。
 そして、何よりもまず、花びらの間に指を入れて、先ほど出されてしまったモノを掻きだそうと試みた。
 すでにティッシュでかなり拭きとってはいたが、かなりの量を出されてしまったので、きっとまだ体内にたっぷり残されているはずだと思ったからだ。
「やっぱり! もう~、まだ出てくるじゃん……」
 抜き取った指には、ぬるぬるした感触があり、明らかに花蜜や唾などより濃い白の液体が付着していた。
 無論、あの男性客のものだろう。
 朱里のテンションは下がる一方だったが、ギャラリーのテンションは真逆で、上がりに上がってゆく。
 それもそのはず、朱里がそうして自らの股間を指でこすっているのだから、自慰をしていると誤認されても仕方がない状況だった。
 しかし、掻きださないと気持ち悪くてたまらないので、大切な部分を前方へとこころもち突き出すような格好になって、朱里はその作業を続けることに。
 朱里がまるで、ギャラリーに見せつけるかのように、腰を前に突き出し始めたということで、ギャラリーの興奮も急激に高まっていった。
 中には、海パンをこっそり降ろし、取り出したシンボルをこすって自慰を始める輩まで出現するほどに。
 朱里もまた、こすっているうちに微かな快感を覚えはじめ、「ああ……」とくぐもった声をあげるようになった。
 まるで朱里まで、自慰をしているかのようだ。
 くちゅ、くちゅちゅ、という卑猥な音と、こらえきれない朱里の嬌声がシャワー室に響いていた。


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