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やらし恥ずかし夏休みバイト
第7章 イベントコンパニオン
 まず、最初に挑戦したのは河村だ。
 さすがに余裕はなさそうだったが、バーに軽く触れながらもギリギリでくぐり抜けていく。
 見事成功となった。
 朱里は内心ガッカリする。

 続いて優輝の番だ。
 朱里は喉がカラカラになるほど緊張していた。
 優輝は思いっきり身体を低くし、バーに向かって進んでいく。
 そして―――。
 優輝の身体がバーに当たった。
 朱里の心臓が飛び跳ねる。
 しかし、バーは揺れただけで、落ちはしなかった。
 なんとか体勢を立て直し、くぐり抜けていく優輝。
 優輝が無事に反対側へ抜けて成功となると、朱里は「ふう」と大きく息をついた。

 最後の挑戦者は矢島だ。
 こちらは自信なさげだった表情が示すとおりの結果に。
 あっさりバーに身体をぶつけ、失格となったのだった。
 手を上下に振って悔しがる矢島。
 こうして、挑戦者はいよいよ、優輝と河村の二人にしぼられた。


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