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やらし恥ずかし夏休みバイト
第7章 イベントコンパニオン
 悔しがる優輝を尻目に、山村が再びステージ中央へ出てきて言った。
「これは同時優勝ですね。どうしようもありません」
 喜ぶ河村だったが、優輝はがっくりとうなだれた。
 きっと単独優勝を目指していたからだろう。
 しかし、こうなってしまっては、もはや優輝の力ではどうすることもできなかった。
 山村が嬉々とした様子で声を張り上げて言う。
「ではでは、時間もあまりございません! 準備が出来次第、河村様からすぐに始めていただきましょう! 河村様と春日井さん、お召し物をお脱ぎください! 」
 朱里は脱ぎたくなかったが、逃れることは不可能そうだった。

 会場中の視線を浴びつつ、衣装を渋々脱ぎ始める朱里。
 嬉しくてたまらない、といった様子で脱いでいく河村とは対照的だ。
 あっという間に、二人は全裸となった。
 優輝もまた、朱里の身体を食い入るように見つめている。
 これから優輝の目と鼻の先で、別の男性と交わらなければならない……とそう考えると、朱里の恥ずかしさは倍増した。


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