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やらし恥ずかし夏休みバイト
第7章 イベントコンパニオン
 そこで、山村が近づいてきて、朱里たちにティッシュを手渡してくれた。
 しかし、秘所をここで拭うと、またしても観客から目撃されてしまうことになるので、どうすることもできない朱里。
 河村はというと、何一つ気にする様子もなく、シンボルをティッシュで拭ってから、立ち上がって元通りに服を着た。
 そんな二人の様子を見て、山村がまたマイク越しに言った。
「では、綿貫さん、どうぞ!」
 全裸で、バストと股間に手を当てて立ったまま、朱里は優輝の方を見た。
 これから優輝にも性交される、とはっきり分かっていたにも関わらず、河村のときのような嫌悪感が全く湧いてこないことに、驚く朱里。
 いくら優輝にある程度好意を抱いているとはいっても、こんな衆人環視の場で性交されるのだから、多少は嫌な気持ちになるのでは、と朱里は自分で想像していたので。
 朱里は密かに心の中で、「優輝君になら、いいかな」などと思ってしまっていた。
 ところが、優輝は全く服を脱ぐ気配すらみせずに、真面目な顔で山村に言う。
「僕はちょっと気分が優れなくなってきたので、辞退しますよ」
 朱里はびっくりした。
 山村も同様に、驚いた様子を見せて言う。
「え? いいんですか? せっかくの機会ですよ?」
「はい、気にしないでください。少々、頭痛と眩暈(めまい)がするので、帰って休みます」
 軽く自身の頭に右手を当てながら、苦笑しつつ言う優輝。
 観客たちは一斉に、落胆の溜め息をつく。
 しかし、体調不良を訴えている人に文句は言えないし、それにまた、先ほどまで河村と朱里の性交を存分に楽しんでいたこともあったので、ブーイングなどは起こらなかった。
 朱里は、優輝の体調が心配で心配で、自身が全裸のままだということすら忘れている。


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