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甘酸っぱい恋の足音
第7章 足音

夏の足音
外はうだる暑さ
屋敷は、木立の中にあるようなもの
朝から、賑やかです。
セミと子供達
夏休みにはいり、施設は連日大盛況
「香緒里・・・・・どうにかならないか?」
「何が?賑やかで目覚まし時計いらないでしょ?」
「香緒里との時間を作れば・・・」
「蓮とどこかに?」
「俺は、休みの間ゆったり香緒里と」
ははん、忘れたな?まあいいか、バイト先の常連さんと行けば
「いつまで夏休み?」
「私、今日 お店の方と海に行ってくるから」
「ん、気をつけて」
執事に当分帰らないからって、
「また喧嘩ですか?」
「約束忘れているから、思い出したようならメールして あなたが」
「はい、承知いたしました」
蓮、その頃夢の中
香緒里が水着を着て知らない男性とはしゃいでいた
「今日は、いらっしゃらないんですか?ぼっちゃんは」
「約束忘れているから、ほってきました」
「じゃああの約束は成立?」
「はい、寝かせないから 覚悟しなさいよ」
「香緒里・・・・・香緒里誰なんだ?そいつは、俺がいるだろ?」
寝苦しさに目が覚めた
香緒里が見当たらない
みなに聞いてもさあ?って
約束したか?
いつしたか?
俺が?
香緒里といたしたいのにまた逃げた
頭をかきむしり
思い出せん。
「蓮様、暇なら施設にいらっしゃれば?楽しそうですよ、海にいけないからプールでもって、子供達に開放しましたから」
海・・・・・海・・・?
どこの海だ?

