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エロスティック・バイオレンス
第1章 つかみ
「離れろくそやろう! おい!!」
美優ちゃんも驚きながら見ている。
俺は全力で榎本の頭を押し退けようとしていると、殺気が教室を凍てつかせた。
入り口を見ると貞子のような女がカッターナイフを手にこっちを凝視しているではないか。
「私の麻倉君から離れてよ……」
ゆらゆらと歩み寄ってくる貞子に、榎本は戦闘体勢にはいる。
「あんたみたいなキテレツ大百科に麻倉君は似合わないわ。私のような可愛い子猫ちゃんが麻倉君のフィアンセに相応しいのよ」
「なにが子猫ちゃんよ……ただのメス豚じゃない……」
「うっさいわね! 陰陽師呼ぶわよ!!」
いつも通り、変態と幽霊が口喧嘩を披露する。
その隙に俺は美優ちゃんに近付いていく。
「この教室うるさいし食堂にでも行かない?」
「え……麻倉君で揉めてるのに大丈夫なの?」
「いいのいいの、ほっとこうあんなおめでたい奴らなんか」
すると榎本は、俺が美優ちゃんと話しているのを見て、嫉妬心から襲い掛かってきた。
美優ちゃんも驚きながら見ている。
俺は全力で榎本の頭を押し退けようとしていると、殺気が教室を凍てつかせた。
入り口を見ると貞子のような女がカッターナイフを手にこっちを凝視しているではないか。
「私の麻倉君から離れてよ……」
ゆらゆらと歩み寄ってくる貞子に、榎本は戦闘体勢にはいる。
「あんたみたいなキテレツ大百科に麻倉君は似合わないわ。私のような可愛い子猫ちゃんが麻倉君のフィアンセに相応しいのよ」
「なにが子猫ちゃんよ……ただのメス豚じゃない……」
「うっさいわね! 陰陽師呼ぶわよ!!」
いつも通り、変態と幽霊が口喧嘩を披露する。
その隙に俺は美優ちゃんに近付いていく。
「この教室うるさいし食堂にでも行かない?」
「え……麻倉君で揉めてるのに大丈夫なの?」
「いいのいいの、ほっとこうあんなおめでたい奴らなんか」
すると榎本は、俺が美優ちゃんと話しているのを見て、嫉妬心から襲い掛かってきた。