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従妹よしことの熱い夏
第10章 第1日10時サマースクール宿舎
到着した。

会場には、合計15のコテージ建物があり、その建物1つに5家族が入るというシステム。
1家族は、本人と付き添いの2名構成で、1室を与えられる。
食事は毎食自動配膳され、掃除洗濯もやってくれる。
学習は基本個別学習で、2回だけスクーリングがある。

通常、サマースクールというのは学校単位で参加するので、保護者の付き添いは不要なんだが、これは一般参加というものだ。
会場に向かう顔ぶれを見ると、僕とよしこのパターンと同じく、「きょうだい」が普通であった。
ただほとんど全員が同性のきょうだいなんだが…。

受付に行くと、係の人が僕とよしこを見て
「えっ?」
と驚いていた。
「大学1年生、18歳の兄、ですが」
と僕は、言った。いちおう、書類上は「兄妹」になっているので。
「これは、困りますねえー。説明書に<同性の18歳以上の兄姉の付き添いであること>と記してあったんですが」
と係で思いっきり止められた。

あれあれ、これは困った、どうしよう。
「ということは、この荷物は、きみたちのですね?」
着替えなどの荷物類が、届いていた。
僕とよしこと荷物の山が、しばらく脇に留め置かれていた。

1時間が経過し、11時に。
受付が終了。
すると係の人が来て
「案内します」
と。
ついていくと、コテージ建物とは外観が違うふつうの2階建て住宅みたいな建物に案内された。
「これから1か月、ここで過ごしてください」
と鍵を渡された。
「ご両親から、特別にお金が届いていますので」
よしこの両親は、僕とよしこが兄妹でないとバレた時の用心として、係員につかませるためにサマースクール料金とほぼ同じ額の現金を送っていたらしい。昨夜、そんな感じのことをポロリと言ってたなあ。
その現金が、こんな形で役に立つとは。
「食事はとどけますが、掃除洗濯は自分でやってください。洗剤は1か月分、ありますので」
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