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初めての×××をあなたに
第8章 彼の想い人
帰り道 ───
「久しぶりに見たけど、綺麗だったな」
「……………」
「美月ちゃん、大丈夫?疲れたかな」
「いえ!大丈夫です」
ぼーっとしていたことに気付き、慌てて笑顔を作った。
しばらく2人とも無言で歩いていたのだけれど、
「あの………聞いてもいいですか?」
隣を歩く橘さんに尋ねた。
「ん?」
「恋人だった人とどうして別れちゃったんですか?」
「彼女とは学生の頃から付き合ってて、社会人になってからも続いてたんだけど……
彼女がデザイナーの勉強をするためにイギリスに行っちゃったんだ。
俺も仕事が忙しくて……距離も離れてるから心もすれ違ってきて。
結局、ダメになっちゃったんだ」
「………どんな人だったんですか?」
「彼女は……そうだな。芯の強い人だった。そのくせちょっと抜けてて」
こんなに優しい顔……初めて見た。
やっぱり……橘さんはまだ彼女のことを想ってる。そのことが伝わってきた。
「久しぶりに見たけど、綺麗だったな」
「……………」
「美月ちゃん、大丈夫?疲れたかな」
「いえ!大丈夫です」
ぼーっとしていたことに気付き、慌てて笑顔を作った。
しばらく2人とも無言で歩いていたのだけれど、
「あの………聞いてもいいですか?」
隣を歩く橘さんに尋ねた。
「ん?」
「恋人だった人とどうして別れちゃったんですか?」
「彼女とは学生の頃から付き合ってて、社会人になってからも続いてたんだけど……
彼女がデザイナーの勉強をするためにイギリスに行っちゃったんだ。
俺も仕事が忙しくて……距離も離れてるから心もすれ違ってきて。
結局、ダメになっちゃったんだ」
「………どんな人だったんですか?」
「彼女は……そうだな。芯の強い人だった。そのくせちょっと抜けてて」
こんなに優しい顔……初めて見た。
やっぱり……橘さんはまだ彼女のことを想ってる。そのことが伝わってきた。