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初めての×××をあなたに
第13章 世界一素敵なバースデープレゼント
帰り道 ──

私は両手いっぱいのプレゼントを抱えていた。

「陸はプレゼントくれないの?」

「……部屋に置いてある。誕生日、明日だろ」

……そんなこと言って、みんなの前で渡すのが照れくさかったんだよね?

「ふふっ。もう日付変わったから今日だもん。誕生日」

「つーか、お前の家こっちだろ」

少し私の後ろを歩く陸が、私の持っている荷物を奪うように取り上げた。

「プレゼント、陸の部屋にあるんでしょ?」

「……明日の朝まで待てねーのかよ」

半ば呆れ顔で陸は言った。
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