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初めての×××をあなたに
第13章 世界一素敵なバースデープレゼント
***

「シャワー借りていい?」

結局、陸の部屋に来た美月は、部屋に入るなりそう言いながら少し大きめのバッグから着替えを取り出した。

「………お前、着替え持って来てんの?」

「うん」

「………………」


「ごめん………迷惑だったかな……。ただ誕生日迎える瞬間は陸と一緒にいたいなと思って……」


俯いた美月の顔は赤く染まっている。




「……迷惑じゃねーよ」

………なんか。ヤバいな。コイツってこんな可愛いかったっけ……。

美月は恥ずかしいのか、逃げるようにバスルームに入っていった。
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