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初めての×××をあなたに
第16章 おまけ
俺はタオルケットをかけ直してやる。


「ん………」

ゆっくりと美月が目を開けた。


「ごめん。また寝ちゃってた」

「大体俺が戻るまでに寝てるよな」

俺がそう言って笑うと、



「陸の匂いがして落ち着くんだもん」

美月が微笑んだ。



「もうちょっと奥行って」


シングルベッドの真ん中で寝ていた美月が、もぞもぞと壁の方へ移動する。

俺は部屋の電気を消し、サイドテーブルのランプの灯りをつけた。
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