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初めての×××をあなたに
第16章 おまけ
ヘッドボードに寄りかかり、俺は読みかけの本を開く。
「…………なに?」
美月の視線を感じ、俺は本を閉じた。
「………陸。好き」
「お前な……」
「見てたら言いたくなったの」
美月はタオルケットで半分顔を隠して言った。
「顔赤いぞ。照れるくらいなら言うなよ」
「照れる……けど、言いたいんだもん。陸もそういうことはちゃんと言葉にしなきゃダメだよ」
………ったく。
美月はストレートに気持ちを伝えてくる。
さっきからブッ込んできやがって。