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淫らデッサンに疼く人妻
第16章 衛一のデッサン初体験
 佐夜香は続いて、衛一に向かって尋ねる。
「それにしても……。さっきから、京極さん、私の身体から視線をそらしてらっしゃいませんか?」
 図星なので、狼狽する衛一。
「い、いや……。近崎さんがおっしゃるように、慣れていないもので……」
「でも、そんなんじゃ、せっかくセンスがおありなのに、上達が遅れちゃいますよぉ。もしかして、近くで見ると、私の裸がイマイチだとか……?」
「そ、そういうわけではっ!」
 衛一は慌てて否定する。
「じゃあ、そんなに目を背けないでくださいよぉ。気になりますって」
 佐夜香にそこまで言われると、衛一は目をそらすことができなくなってしまった。
 むろん、衛一だって、見たくないどころか、本心では見たくて見たくて仕方がなかったのだが、「軽蔑されるのでは」という恐れから目をそらせていたのだ。
 そういうわけで、恐る恐る佐夜香の裸身に視線を移す衛一。
 佐夜香の全身を、至近距離から観察する格好となった。
 そこで近崎が口を開く。
「佐夜香さんの言う通りですね。露骨に目を背けすぎるのは、不自然ですし」
「でしょ~! はい、京極さん、堂々とご覧くださいませ。えっと、どうですか? 私の身体」
 ごくりと唾を飲み込んでから、衛一が答える。
「美しいですよ……」
「おおっ! 所長、聞きましたかっ?!」
 嬉しそうに飛び上がり、勝ち誇った目で近崎を見る佐夜香。
「そりゃ、そうでしょうとも。私も美しいと、常々言ってるでしょ、佐夜香さん。じゃあ、もっと美しくしてあげましょうか……。いつものように……」
 言いつつ、意味ありげに口角を上げる近崎。
「はい……。お願いします……」
 佐夜香も突然、艶かしい表情になって、答えた。
 しかし、衛一はそのとき、佐夜香の黒々とした茂みを注視していたため、二人の表情の変化に全く気づいていない。


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