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淫らデッサンに疼く人妻
第16章 衛一のデッサン初体験
「そ、そんな……お会いしたばかりですし、それに……。私には妻がおります!」
 きっぱりと言う衛一だったが、佐夜香も全く引き下がる様子を見せない。
「お願いします! 誰にもバレることはありませんし、1回だけでかまいませんのでっ!」
 佐夜香は拝むように手を合わせ、衛一に頭を下げた。
 近崎が佐夜香に助け舟を出す。
「佐夜香さんのおっしゃるとおり、ここで起きたことは、外にバレる心配はございませんよ。このアトリエの防音は完璧ですし、ご覧のとおり、カーテンを2重にして、閉めております。それに当たり前ですが、私や弟子たちが、ここで起きたことを口外することもございません」
「ほらっ、所長もこうおっしゃってますし! ああんっ……お願いしますっ! 1回だけっ!」
 佐夜香はさらに、衛一に頭を下げる。
 手を合わせつつ。
 まだ身体についた欲情の火は消えておらず、佐夜香は時々、身をくねらせている。
 こんな様子の美少女が、全裸でお願いをしているのを見て、衛一は理性を保つのが困難になってきた。
 茜のことを思うと胸が痛むのだが、衛一の男としての本能が、その痛みを押しのけていく。
 心苦しい葛藤の中、やや震えつつ立ち尽くす衛一。
 そんな衛一に対して、痺れをきらせた佐夜香が先制攻撃に出た。
 ズボンや下着の上からではあったが、衛一のシンボルに手を触れたのだ。
 驚きと快感から、「うっ」と声をあげる衛一。
 佐夜香は衛一の股間を手で撫でつつ、さらに誘い続けた。


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