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淫らデッサンに疼く人妻
第6章 面接と実技
 10分ほど経過したとき、茜は最初ほど羞恥を感じてはいなかったものの、手足が痛くなってきていた。
 ある程度、覚悟はしていたものの、20分もの間、微動だにせずポーズを取るということは、かなり大変な作業なんだと実感する茜。
 また、近崎の視線があからさまに、胸や股間へと注がれているのが分かるとき、羞恥のボルテージがグンと上がる。
 そして、いつしか花弁を濡らす花蜜があふれ出し、太ももまで垂れてきていた。
 それに気づき、頬を染める茜。
 気づいたのは、茜だけではなかった。
 近崎が突然立ち上がり、ゆっくり近づいてくるので、茜は思わずビクッとして、身構える。
「ああ、驚かせてすみません。少々、身体をお拭きしないと、と思いまして」
 いつから持っていたのか、近崎の手にはタオルが握られている。
 拭くってまさか、と茜の身体は硬直した。
 しかし、近崎がタオルで拭きだしたのは、茜の額や頬だ。
 クーラーがきいているのに、茜は汗をかいていたのだった。
「すみません……」
 依然としてポーズをとったまま謝る茜に、近崎は微笑む。
「お気になさらず。クーラーの温度を下げてもいいんですが、あまり下げすぎると、今度は寒く感じられるかもしれませんので」
 言いつつ、茜の顔を拭くタオルは、やがて茜の肩へと移動した。
 緊張で顔をこわばらせつつ、ポーズを続ける茜。
 すると―――。


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