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淫らデッサンに疼く人妻
第7章 近崎の独白
 だが、次回は違う。
 既に美雪だけでなく、弟子の三人ともスケジュール調整を済ませてあり、次回は描き手4人で、美雪を取り囲むつもりだ。
 そして……。
「次は、挿入することになるかな。弟子三人の目の前で」
 近崎はひとりごち、美雪の裸を想像するだけで硬く膨張したシンボルを、ズボンの上からさすっていた。
「それにしても……あれだけ身体をまさぐられ、悦びの声をあげていたのに、それ以降も顔を合わせた際に、今まで通り普通の態度をとれるとは……。美雪ちゃんは、恐ろしい女だな。給料日にいたっては、友達の茜さんを誘ってくるだなんて……僕が逆の立場なら絶対に無理だ。ただでさえ、意識してしまってしょうがないのに」
 そして、あの日、茜と近崎の前で、平然と裸になった美雪を思い出す近崎。
 あの時の近崎は、ツッコミを期待していた。
 美雪の「なんで、ここで脱ぐの?」というツッコミを。
 いや、心のどこかでは、本当に脱ぐことも期待していたのではないか……近崎本人にもそれは分からなかった。
 美雪なら脱ぎかねない、という思いが心のどこかにあったのは事実だが。
 ともかくあの時も、興奮を押し殺すのに、近崎は密かな苦労が必要だった。
「次回、楽しみだ……」


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