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淫らデッサンに疼く人妻
第15章 衛一、行動へ
ノック後、「どうぞ」という声を聞いてから入室した衛一は、開口一番に挨拶をした。
「初めまして。お昼にお電話いたしました、京極と申す者です」
事務室っぽいその部屋には、所長の近崎だけがいて、衛一を見るや否や立ち上がって挨拶を返す。
「初めまして、お待ちしておりました。私がここの所長の近崎です。そちらへおかけくださいね」
自分の正面にある椅子を指し示す近崎。
衛一が「失礼します」と言って腰掛けると、近崎は早速話を切り出した。
「ヌードデッサンを受講希望とのことですよね、京極さん。うちは、お昼にお電話でも申し上げました通り、モデルは女性のみしかお受付しておりません。そういうわけで、描き手として参加していただくということでよろしいでしょうか?」
「はい、その通りです」
きっぱりと答える衛一。
柔和な表情をしている近崎は、パンフレットを衛一に手渡すと、さらに聞いた。
「ありがとうございます。うちの教室につきましての大まかな注意事項等は、お昼にお電話でお話しましたとおりですが、念のためにパンフレットをお渡ししておきますね。内容についてご理解いただけているということですし……では、本日早速、ご入会手続きに移らせていただいてもよろしいでしょうか?」
「ええ、もちろんです。身分証明書や印鑑も持参しておりますし」
近崎は微笑んで頷くと、書類を取り出して衛一の前に差し出す。
「ありがとうございます。それでは、こちらに必要事項をご記入いただけるでしょうか。なお、こちらに書いていただいた個人情報につきましては、ご連絡を差し上げる目的以外では使用いたしませんので」
「はい、では書きますね」
近崎に渡されたペンを使い、衛一はさらさらと、履歴書のような紙に必要事項を記入していった。
「初めまして。お昼にお電話いたしました、京極と申す者です」
事務室っぽいその部屋には、所長の近崎だけがいて、衛一を見るや否や立ち上がって挨拶を返す。
「初めまして、お待ちしておりました。私がここの所長の近崎です。そちらへおかけくださいね」
自分の正面にある椅子を指し示す近崎。
衛一が「失礼します」と言って腰掛けると、近崎は早速話を切り出した。
「ヌードデッサンを受講希望とのことですよね、京極さん。うちは、お昼にお電話でも申し上げました通り、モデルは女性のみしかお受付しておりません。そういうわけで、描き手として参加していただくということでよろしいでしょうか?」
「はい、その通りです」
きっぱりと答える衛一。
柔和な表情をしている近崎は、パンフレットを衛一に手渡すと、さらに聞いた。
「ありがとうございます。うちの教室につきましての大まかな注意事項等は、お昼にお電話でお話しましたとおりですが、念のためにパンフレットをお渡ししておきますね。内容についてご理解いただけているということですし……では、本日早速、ご入会手続きに移らせていただいてもよろしいでしょうか?」
「ええ、もちろんです。身分証明書や印鑑も持参しておりますし」
近崎は微笑んで頷くと、書類を取り出して衛一の前に差し出す。
「ありがとうございます。それでは、こちらに必要事項をご記入いただけるでしょうか。なお、こちらに書いていただいた個人情報につきましては、ご連絡を差し上げる目的以外では使用いたしませんので」
「はい、では書きますね」
近崎に渡されたペンを使い、衛一はさらさらと、履歴書のような紙に必要事項を記入していった。