この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
淫らデッサンに疼く人妻
第15章 衛一、行動へ
 やがて書き終わると、ペンと紙を近崎に返す衛一。
 近崎はその紙にさらっと目を通す。
「記入漏れもございませんね、結構です。では、入会費と月謝なのですが、いかがなさいますか? 現金でも銀行振り込みでも、どちらでもお受付可能でございます」
「ああ、持ってきていますよ」
 こういうこともあろうかと最近は、茜から渡されている小遣いを多めに財布に入れていた衛一。
 つまり、思い立った瞬間から「入会する気満々」だったわけだ。
 衛一は財布を取り出すと、何枚かの紙幣を抜き取り、近崎に手渡す。
 近崎は受け取ると、領収書を記入し、衛一に渡して言った。
「確かに、お受け取りいたしました。ご入会ありがとうございます」
 手続きはテンポよく進み、早くも衛一は入会することができたのだった。
 近崎は言葉を続ける。
「では、第1回のご参加の日取りを決めましょうか? お昼のお電話でもご説明いたしました通り、基本的にうちでは、事前予約制というシステムにさせていただいております。描き手さんは、参加希望日の前日までにご予約いただいてから、デッサンに参加していただくという流れですね」
 そう言いつつ、今度は卓上カレンダーを指で指し示す近崎。
 ここで衛一が質問を挟んだ。
「ちょっと、すみません……。私、絵についてはズブの素人なのですが……本当に問題ないのでしょうか?」
 これは衛一がずっと気になっていたことだった。
「お昼にもお尋ねなさってましたね。そのときお答えいたしました通り、うちでは全く問題ございませんよ。初心者の方も、たくさん参加されてますので」
「そうですか……。ちょっと安心しました。あの……。では、初心者向けの講義みたいなモノはございますでしょうか? どんな風に描き始めるか、どんな道具を使うのか、などなど、分からないことだらけでして……。こんな状態で、入会してしまって申し訳ないのですが」
 衛一は、「真面目に絵を学ぼうとしている」という姿勢を示すためなのか、こういう質問もした。
 ここに足を運んだ動機は単に、「美雪の裸を見たい」というだけのことだったのだが。


/225ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ