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淫らデッサンに疼く人妻
第15章 衛一、行動へ
やがて書き終わると、ペンと紙を近崎に返す衛一。
近崎はその紙にさらっと目を通す。
「記入漏れもございませんね、結構です。では、入会費と月謝なのですが、いかがなさいますか? 現金でも銀行振り込みでも、どちらでもお受付可能でございます」
「ああ、持ってきていますよ」
こういうこともあろうかと最近は、茜から渡されている小遣いを多めに財布に入れていた衛一。
つまり、思い立った瞬間から「入会する気満々」だったわけだ。
衛一は財布を取り出すと、何枚かの紙幣を抜き取り、近崎に手渡す。
近崎は受け取ると、領収書を記入し、衛一に渡して言った。
「確かに、お受け取りいたしました。ご入会ありがとうございます」
手続きはテンポよく進み、早くも衛一は入会することができたのだった。
近崎は言葉を続ける。
「では、第1回のご参加の日取りを決めましょうか? お昼のお電話でもご説明いたしました通り、基本的にうちでは、事前予約制というシステムにさせていただいております。描き手さんは、参加希望日の前日までにご予約いただいてから、デッサンに参加していただくという流れですね」
そう言いつつ、今度は卓上カレンダーを指で指し示す近崎。
ここで衛一が質問を挟んだ。
「ちょっと、すみません……。私、絵についてはズブの素人なのですが……本当に問題ないのでしょうか?」
これは衛一がずっと気になっていたことだった。
「お昼にもお尋ねなさってましたね。そのときお答えいたしました通り、うちでは全く問題ございませんよ。初心者の方も、たくさん参加されてますので」
「そうですか……。ちょっと安心しました。あの……。では、初心者向けの講義みたいなモノはございますでしょうか? どんな風に描き始めるか、どんな道具を使うのか、などなど、分からないことだらけでして……。こんな状態で、入会してしまって申し訳ないのですが」
衛一は、「真面目に絵を学ぼうとしている」という姿勢を示すためなのか、こういう質問もした。
ここに足を運んだ動機は単に、「美雪の裸を見たい」というだけのことだったのだが。
近崎はその紙にさらっと目を通す。
「記入漏れもございませんね、結構です。では、入会費と月謝なのですが、いかがなさいますか? 現金でも銀行振り込みでも、どちらでもお受付可能でございます」
「ああ、持ってきていますよ」
こういうこともあろうかと最近は、茜から渡されている小遣いを多めに財布に入れていた衛一。
つまり、思い立った瞬間から「入会する気満々」だったわけだ。
衛一は財布を取り出すと、何枚かの紙幣を抜き取り、近崎に手渡す。
近崎は受け取ると、領収書を記入し、衛一に渡して言った。
「確かに、お受け取りいたしました。ご入会ありがとうございます」
手続きはテンポよく進み、早くも衛一は入会することができたのだった。
近崎は言葉を続ける。
「では、第1回のご参加の日取りを決めましょうか? お昼のお電話でもご説明いたしました通り、基本的にうちでは、事前予約制というシステムにさせていただいております。描き手さんは、参加希望日の前日までにご予約いただいてから、デッサンに参加していただくという流れですね」
そう言いつつ、今度は卓上カレンダーを指で指し示す近崎。
ここで衛一が質問を挟んだ。
「ちょっと、すみません……。私、絵についてはズブの素人なのですが……本当に問題ないのでしょうか?」
これは衛一がずっと気になっていたことだった。
「お昼にもお尋ねなさってましたね。そのときお答えいたしました通り、うちでは全く問題ございませんよ。初心者の方も、たくさん参加されてますので」
「そうですか……。ちょっと安心しました。あの……。では、初心者向けの講義みたいなモノはございますでしょうか? どんな風に描き始めるか、どんな道具を使うのか、などなど、分からないことだらけでして……。こんな状態で、入会してしまって申し訳ないのですが」
衛一は、「真面目に絵を学ぼうとしている」という姿勢を示すためなのか、こういう質問もした。
ここに足を運んだ動機は単に、「美雪の裸を見たい」というだけのことだったのだが。