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あたしに全部見せなさいっ!
第7章 やっぱり発情しちゃいますっ!
抜き取った紙を改めて見てみる。ふわふわの髪を乱し、口から涎をこぼして喘ぐ少年。細い肢体がのけ反って……。
……あれ? 待って? この男の子、ちょっと柚留に似てない?
もちろん柚留をモデルになんかしてないけど、ふわふわな髪の感じとか、体の細いシルエットとか。確か体は、ネットで見つけた三次元の子の裸体の画像を参考にして描いた記憶がある。
柚留をイカせた時みたい。ビュンビュン噴射した精液と、その時の柚留のいやらしい顔と、のけ反った体。全部が鮮明に蘇ってきて、ぞくぞくっと背筋が震えた。
あの時の柚留、可愛かった。もう一回見たい。柚留の感じてる顔とか、色っぽい喘ぎ声とか、柚留に触りたいーー。
そんな欲求が込み上げてきて、それに突き動かされるように柚留の腕を掴んだ。また絵に集中していた柚留は、びっくりしたようにあたしを振り向く。
「なんか、いい絵が描けそうな気がしてきたの。もう一回見せて、柚留」
そう囁く自分の声にも少し熱がこもってた。
「う、うん……」
柚留は頷いて、ファイルを閉じた。