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あたしに全部見せなさいっ!
第7章 やっぱり発情しちゃいますっ!
そして、両手を頭の後ろで拘束してみた。絵では鎖だけど、鎖なんてないし、仕方なくガムテープで代用した。ガムテープで柚留の手首をぐるぐるまいて、立ったままクローゼットに貼り付けたのだ。
シーツとガムテープ代用だからちょっと見た目が美しくないけど、柚留が可愛いからオールオッケー。クローゼットにガムテの跡が残っちゃう可能性もちらりと頭をよぎったけど、柚留の可愛さが全てを吹き飛ばしてくれた。別に扉に傷がついたって、クローゼットとしての機能に支障はないなら大丈夫。
柚留マジ天使。
「あ、と、は! 天使のワッカだけね!」
「そんなものまで再現するの……?」
「うーん」
ここまで再現したんだから、ワッカも再現したいってのが本音なんだけど……。
「蛍光灯とか頭に乗せる?」
「天使のワッカって、頭からちょっと浮いてないっけ……?」
「確かにっ」
物理的に難しそう。
「ワッカはいいや。あとは……」
「まだあるの!?」
「うーん」
あたしは絵と、柚留を交互に眺める。