この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
あたしに全部見せなさいっ!
第7章 やっぱり発情しちゃいますっ!
残るは触手。さすがにぬるっ、うねっとしたあのイカの足みたいなのは再現できない……。
「触手はあたしの手でいっか」
「ええっ!?」
あたしは両手をうねっと動かすように意識しながら、柚留の体をまさぐった。
「く、くすぐったい……っ」
あれ、欲しい反応と違う。これはこれでなんだか楽しい。調子に乗って柚留の体を、全力でくすぐる。
「やめてっ、やめてまりねちゃん……っ」
「よいではないか、よいではないか」
「あ、無理無理無理……っ」
ぜいぜいと息を切らしながら、体をくねらせる柚留。
セリフは時代劇だし、わきわきさせた手の動きは触手というよりスケベ親父だし、あれれなんだか趣旨がずれている?
あたしはくすぐる手をピタリと止めて、柚留から一歩離れる。
「あたし、何してんだろ……」
「それ僕のセリフ……だから……」