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あたしに全部見せなさいっ!
第8章 愛の説教部屋

詩織があたしを、ずびしっと指差す。あたしは呆然と瞬きを数回。
ス、キ?
本当に、柚留並みのとろさでその二文字の意味を理解するまで数秒。
「はああああっ!? 柚留、あたしのこと好きなの!?」
「嘘でしょ!? 本当に気付いてなかったの!?」
そんなの、考えたこともなかった。
「嘘……。だって柚留、そんなこと一言も言ってなかったし……」
「そりゃ言わんわっ。言ったら告白じゃんっ。だいたい、言えるわけないでしょーよっ。まりねに男として見られてないの、森永くんだってわかってただろうし、そもそもあんた二次元しか興味ないしっ。そういうのも知ってるんでしょ? 森永くん」
「……うん、普通に知ってると思う。でも……」
「でもじゃないっ! だいたいね、好きでもなかったら、そんな協力するわけないでしょ!? 服脱いだり、体の反応見せたり。あんたはできるの!? 男の前でそういうことっ。おいビッチ!」

