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あたしに全部見せなさいっ!
第9章 二人の気持ち

 あまりに的はずれな返答に、あたしがびっくりだ! ゴムわからないの!?
 持ってなさそう、どころじゃないよ、詩織! 袋に入った状態のゴムを、グミだと思ってるわよこの子っ!

「あとで、教えてあげるから」

 あたしはゴムを再びポケットに突っ込んだ。
 だけどそれはあたしに、これからの柚留とのあれこれを妙に生々しく連想させた。

「まりねちゃん?」

 呼ばれて、隣を振り向く。

「僕の部屋に来てて大丈夫? もし漫画描くので忙しいのならやめてもいいし、いつもみたいに僕がまりねちゃんの部屋に……」
「だ、大丈夫!」

 柚留の言葉を遮り、言う。
 だって、邪魔の入らない柚留の部屋がいい。
 あたしは柚留の手を、ぎゅっと握った。
 キスもしたいし、触ったり、触ってもらったりもしたい。
 柚留は少しびっくりしたような顔をしたけど、すぐにあたしの手を握り返してきた。

「うん、じゃあ待ってる」

 なんとなくわかった。
 柚留もきっと、あたしと一緒のことを期待してるーー。
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