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あたしに全部見せなさいっ!
第10章 あたしに全部見せなさいっ!

一瞬だけ嬉しそうにはにかんで。でもすぐにまた、柚留の顔は快感に飲み込まれて歪む。
あたしの上で自分の体を支えるのがしんどくなったのか、あたしの隣にごろんと横になった。何度も不規則な呼吸を繰り返す。
柚留はあたしの隣で体を丸め、あたしが与える刺激に意識を集中させていた。手の動きに合わせて体も揺れる。
「もっと……強くぅ」
あたしの手を握りしめる柚留。絶頂が近いのかな。裸に剥いた肌が、汗ばんでいた。
「これくらい?」
少しだけ手の力を強めると、こくこくこく、と柚留が何度も頷く。
「あ……、キスして……っ」
いいよという前に、柚留の唇に塞がれていた。深く合わせられ、舌を絡めながら唾液を吸われる。文字通り、貪るようなキス。
「ん、んんうっ」
柚留の体とアソコが連動しているみたいにぴくんぴくんと痙攣し、びゅっびゅっと熱い飛翔が噴射された。

