この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
あたしに全部見せなさいっ!
第1章 プロローグ
「そこはダメ、だよ……っ」
柚留は両手であたしの手を掴んで、柚留のものから引き剥がそうとする。
「ねえ、大きくなってるのわかるでしょ? 興奮してるの? 勃起の時ってどんな感覚なの?」
好奇心に突き動かされるまま、柚留の体を触る。
「ま、まりねちゃん……っ」
あれ?
そうしてると、あたしはある異変に気付いた。体の中でズクンと何かが疼いて、パンツの中にジュワっと溢れる感じ。
体の奥がぞくぞくして、火照るような、変な感覚。いつもこんな気分になるのは、エッチな漫画を読んでるときだけだったのに。
男の子として意識したこともなかった、柚留の体でなるなんて。
「柚留。今からすることは、全部漫画を描く参考にするためだからね」
「……え?」
あたしは柚留の耳に唇を寄せ、囁いた。
「ーーあたしに全部見せなさい」