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あたしに全部見せなさいっ!
第7章 やっぱり発情しちゃいますっ!
「あら、今日も勉強見てくれるの? 本当にありがとーねーいつもいつも」
早速その日、柚留が家にやってきた。
夕飯は家で食べて、夜の七時半くらい。お母さんは大喜びだ。
いつもいつも、なんて言ってるけど、まだ二回目ねっ!
「部屋で勉強するから、邪魔……」
「はいはい、しないわよ。ごゆっくりー」
呑気に手を振るお母さん。お父さんは、入浴中。
最近だと家に来るのは二回目なのに、柚留の存在はナチュラルに藤峰家に溶け込んでいた。
オレンジジュースとチョコとおせんべい、土曜と一緒のお茶菓子を持って、あたしの部屋へと向かう。
両手いっぱい塞がっているあたしの代わりに、柚留がドアを開けてくれる。
テーブルはないので机にジュースとお茶菓子を置いて、カーベットの上に腰を下ろした。
「よし、早速始めよう!」
「今日は何したらいいの?」
「えっと……」
あ。考えてなかった。