パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第2章 自覚する想い

　左胸の頂を口に含まれ、こちらも同じようにころころと舌で転がされて気持ちがいい。
「貴博さんも気持ちがいい？」
「真白に触れることが出来て、気持ちがいいよ」
　そう言って貴博さんは私の手を取り、貴博さんの下半身へ導かれた。
「ほら、こんなになってる」
　布越しにも分かるほどそこはとても熱くなっていて、しかもかなり盛り上がっていた。それがなにか、言われなくても分かっていた。
「早く真白とひとつになりたい」
　熱っぽい視線を向けられて、ぞくりとしたものが背中を駆け上がった。
「初めてって痛いって聞くけど」
「しっかり解せばひどく痛むことはない」
　貴博さんは私の膝に手を掛けた。
「股、開いて」
「え……恥ずかしいよぉ」
　貴博さんとキスをしたり、胸を触られたりしていると、お腹の奥が切なく疼いて、股の間がむずむずしてきたから太股を擦り合わせてなんとかそれを逃そうとしていたのだ。しかも貴博さんがいう場所は、こちらも胸と同じく普段は隠している場所。そんな場所を開くように言われても、恥ずかしい。
　恥ずかしくてもじもじしていると、貴博さんの腕が伸びてきて、閉じていた股の隙間から指を差し込まれた。長い指でまさぐられ、恥ずかしい。
「あっ……貴博さん、だめ……っ」
　貴博さんの指がさらに奥まで進入してきて、こりっとなにか固いものに当たったのが分かった。その途端、身体が弾けたかのように全身に感じたことのない甘い刺激が走った。
「あ……んんっ」
　なに、これ？　とても気持ちがいい。ぎゅっと太股に力を入れて閉じると、さらに貴博さんの指を感じられた。