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偽りのレンズに写された少女
第2章 撮影開始
「それじゃ、撮影についてちょっと説明しておこうか」
「あ、はい。お願いします」
俺はカメラを机の上に置くと、美月に説明を始めた。
「今回、撮影をお願いするのはデッサンモデルって言ってね。被写体の色々なポーズを、何パターンも撮影して、あとでイラストや様々なデザインをする時の参考にするものなんだけど」
「はい」
「ちょうど今、美月ちゃんくらいの年齢の子が被写体の、イラストを描く知り合いのデザイナーが、そういうのを探しているんだ。だから、美月ちゃんには、いくつかポーズを撮りながら、撮影をする事になるんだけど。分かったかな?」
「あ、はい。なんとなく……」
俺の話している事はデタラメだったが、まぁとりあえず撮影をするという形になればそれで良い。
「撮った写真は、そういうデザイン関係のお仕事をする人が見るだけだから、美月ちゃんの顔がいろんな人に見られる事はないから安心してね」
「はい」
「まぁ、美月ちゃん可愛いから、顔を見られたら人気出ちゃうかもしれないけど」
「いやいや、そんな事は……」
美月はまた、恥ずかしそうにしながらも、少し嬉しそうな顔をして否定していた。
「撮影自体は、たぶん1時間もあれば終わるかな。それじゃ、始めようか?」
俺は腕時計を見ながら言った。
「あっ……はい」
美月はまた少し緊張したような表情を浮かべていた。
「あ、はい。お願いします」
俺はカメラを机の上に置くと、美月に説明を始めた。
「今回、撮影をお願いするのはデッサンモデルって言ってね。被写体の色々なポーズを、何パターンも撮影して、あとでイラストや様々なデザインをする時の参考にするものなんだけど」
「はい」
「ちょうど今、美月ちゃんくらいの年齢の子が被写体の、イラストを描く知り合いのデザイナーが、そういうのを探しているんだ。だから、美月ちゃんには、いくつかポーズを撮りながら、撮影をする事になるんだけど。分かったかな?」
「あ、はい。なんとなく……」
俺の話している事はデタラメだったが、まぁとりあえず撮影をするという形になればそれで良い。
「撮った写真は、そういうデザイン関係のお仕事をする人が見るだけだから、美月ちゃんの顔がいろんな人に見られる事はないから安心してね」
「はい」
「まぁ、美月ちゃん可愛いから、顔を見られたら人気出ちゃうかもしれないけど」
「いやいや、そんな事は……」
美月はまた、恥ずかしそうにしながらも、少し嬉しそうな顔をして否定していた。
「撮影自体は、たぶん1時間もあれば終わるかな。それじゃ、始めようか?」
俺は腕時計を見ながら言った。
「あっ……はい」
美月はまた少し緊張したような表情を浮かべていた。