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第2章 ペルセポネー略奪事件勝手にストーリー化！

ペルセポネー誘拐の背景にこのような裏話があります


ゼウスがハーデースの申し出にあっさり許可を出したのは、デーメーテールがOKを出さないことを見越していたから。


実はハーデースも同じ意見で、2人は最初からデーメーテールに無断で攫うつもりだったともいわれる。



ハーデースはデーメーテールの許可も取ろうと考えていたが、ゼウスが「私から説得しておこう」と言ったのでデーメーテールには黙っていたのだった。



そんな話を知るはずもないペルセポネーは強制的にハーデースの妻にされてしまったが、ハーデースの妻であることを今は受け入れハーデースの傍に居るのだった


そんな時、ゼウスの遣いでヘルメースがハーデースと話をするべく冥界へとやって来たのだった



「ハーデースよ、デーメーテールがペルセポネーがおられなくなり酷く悲しんで大地が荒れております。それでゼウスの意向でペルセポネーを解放するようにとの命が出ております」



簡潔に述べるヘルメースにハーデースは


「わかった。解放しよう。しかし、少しだけ時間を貰えないだろうか」


「いいだろう」


そうしてゼウスの意向に素直に応じるハーデースには企みがあった