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忘れられる、キスを
第25章 お喋り
「不安なんだ?」
怯えた表情をしていたのかもしれない。
私の顔を覗き込んで、星くんがクスクス笑った。
「別に、経験ないのは、恥ずかしいことじゃないし」
それに、と言葉を切って、星くんがまた、キスをする。
「先輩の初めてが、俺かも、って思ったらすごく嬉しい。他の奴なんかに、触らせたくない」
ぎゅうっと抱きしめてくれる。
温かくて、心地良い。
星くんの身体は、引き締まって、硬い。
私とは全然違う、男の人の身体だ。
「先輩の不安に思うこと、全部、教えて」
星くんは、壊れものを扱うようにそっと抱き直し、優しく私の身体を撫でた。
「他に、不安なことは?」
「……そ、そういうことする時…い、痛いって…」
「それは…まあ、俺次第…?」
眉を下げ、私の髪を梳く。
「痛いのは、ちゃんと受け入れる準備が整ってないからだよ。身体も、心も」
身体も、心も。
星くんを、ちゃんと受け止められることが出来るだろうか。
「だから、待つって言ったでしょ。先輩の、身体も心も、俺のことを好きになってくれるまで」
私を想う、優しい言葉。
嬉しくて、苦しい。
「…まあ、こんなことしてる時点であんまり説得力無いけど…ね」
もう少し、続き、いい?と星くんが低く囁いた。
怯えた表情をしていたのかもしれない。
私の顔を覗き込んで、星くんがクスクス笑った。
「別に、経験ないのは、恥ずかしいことじゃないし」
それに、と言葉を切って、星くんがまた、キスをする。
「先輩の初めてが、俺かも、って思ったらすごく嬉しい。他の奴なんかに、触らせたくない」
ぎゅうっと抱きしめてくれる。
温かくて、心地良い。
星くんの身体は、引き締まって、硬い。
私とは全然違う、男の人の身体だ。
「先輩の不安に思うこと、全部、教えて」
星くんは、壊れものを扱うようにそっと抱き直し、優しく私の身体を撫でた。
「他に、不安なことは?」
「……そ、そういうことする時…い、痛いって…」
「それは…まあ、俺次第…?」
眉を下げ、私の髪を梳く。
「痛いのは、ちゃんと受け入れる準備が整ってないからだよ。身体も、心も」
身体も、心も。
星くんを、ちゃんと受け止められることが出来るだろうか。
「だから、待つって言ったでしょ。先輩の、身体も心も、俺のことを好きになってくれるまで」
私を想う、優しい言葉。
嬉しくて、苦しい。
「…まあ、こんなことしてる時点であんまり説得力無いけど…ね」
もう少し、続き、いい?と星くんが低く囁いた。