この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
忘れられる、キスを
第25章 お喋り
「最後まで、するの、まだ、怖い?」

髪に触れ、お尻や太腿を撫でながら星くんが囁く。
まだ、と呟くと、そっか、と短い呟きが返ってきた。

「何が怖い?」
「…変に、なりそうで……」

欲望に忠実になり、快楽に酔う淫らな自分を見られることがどうしようもなく、恥ずかしい。
自分がどうなってしまうのか、想像もつかない。
そして、いつもとは違う、男の人になる星くんが、怖い。

「変になってるとこ、見たいのに」

星くんがそっと、キスをする。
私の好きな、気持ちの良い、キス。

「俺、先輩を抱きしめるのも、キスをするのも、すごく気持ち良くて、それだけでもすごい幸せなんだけど」

私も、とは言えない。
言葉が喉の奥でつっかえてしまう。

「欲張りだから…先輩のこと、全部、何でも知りたいし、全部、見たい」

それに、と星くんがまたキスをする。

「先輩の気持ち良くなってる顔、すごい可愛い…もっと見たいし、もっと気持ち良くなって欲しい…だから」

星くんが真っ直ぐこちらを見つめる。

「先輩と、繋がりたい」

どくん、と心臓が脈打つ。
目が、離せない。

「でも、先輩と、一つになって、一緒に気持ち良くなりたいから…待ちます。先輩が、俺に、全部委ねてくれるまで。身体も、心も、全部、俺を信じてくれるまで。俺を……好きになってくれるまで」

一言、一言、噛みしめるように、星くんが言った。

/507ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ