この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
忘れられる、キスを
第25章 お喋り
「最後まで、するの、まだ、怖い?」
髪に触れ、お尻や太腿を撫でながら星くんが囁く。
まだ、と呟くと、そっか、と短い呟きが返ってきた。
「何が怖い?」
「…変に、なりそうで……」
欲望に忠実になり、快楽に酔う淫らな自分を見られることがどうしようもなく、恥ずかしい。
自分がどうなってしまうのか、想像もつかない。
そして、いつもとは違う、男の人になる星くんが、怖い。
「変になってるとこ、見たいのに」
星くんがそっと、キスをする。
私の好きな、気持ちの良い、キス。
「俺、先輩を抱きしめるのも、キスをするのも、すごく気持ち良くて、それだけでもすごい幸せなんだけど」
私も、とは言えない。
言葉が喉の奥でつっかえてしまう。
「欲張りだから…先輩のこと、全部、何でも知りたいし、全部、見たい」
それに、と星くんがまたキスをする。
「先輩の気持ち良くなってる顔、すごい可愛い…もっと見たいし、もっと気持ち良くなって欲しい…だから」
星くんが真っ直ぐこちらを見つめる。
「先輩と、繋がりたい」
どくん、と心臓が脈打つ。
目が、離せない。
「でも、先輩と、一つになって、一緒に気持ち良くなりたいから…待ちます。先輩が、俺に、全部委ねてくれるまで。身体も、心も、全部、俺を信じてくれるまで。俺を……好きになってくれるまで」
一言、一言、噛みしめるように、星くんが言った。
髪に触れ、お尻や太腿を撫でながら星くんが囁く。
まだ、と呟くと、そっか、と短い呟きが返ってきた。
「何が怖い?」
「…変に、なりそうで……」
欲望に忠実になり、快楽に酔う淫らな自分を見られることがどうしようもなく、恥ずかしい。
自分がどうなってしまうのか、想像もつかない。
そして、いつもとは違う、男の人になる星くんが、怖い。
「変になってるとこ、見たいのに」
星くんがそっと、キスをする。
私の好きな、気持ちの良い、キス。
「俺、先輩を抱きしめるのも、キスをするのも、すごく気持ち良くて、それだけでもすごい幸せなんだけど」
私も、とは言えない。
言葉が喉の奥でつっかえてしまう。
「欲張りだから…先輩のこと、全部、何でも知りたいし、全部、見たい」
それに、と星くんがまたキスをする。
「先輩の気持ち良くなってる顔、すごい可愛い…もっと見たいし、もっと気持ち良くなって欲しい…だから」
星くんが真っ直ぐこちらを見つめる。
「先輩と、繋がりたい」
どくん、と心臓が脈打つ。
目が、離せない。
「でも、先輩と、一つになって、一緒に気持ち良くなりたいから…待ちます。先輩が、俺に、全部委ねてくれるまで。身体も、心も、全部、俺を信じてくれるまで。俺を……好きになってくれるまで」
一言、一言、噛みしめるように、星くんが言った。