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忘れられる、キスを
第31章 傷痕
佐野さんの太い指が、私の顎をくっと掴む。
そのまま、噛み付くようなキスをされ、生暖かいものが口の中を這い回っていた。

嫌だ。
やめて。

私の身体は恐怖で固まり、動かない。
佐野さんの舌が歯茎を舐めるようになぞる。

「いや…っ」

あまりの気持ち悪さにはっと我に返り、佐野さんを突き飛ばす。
佐野さんはよろけて後ろのスチール棚に派手にぶつかった。
ガシャン、と大きな音が立つ。

「暴れるなよ、危ないだろ」

不機嫌そうな声が聞こえ、佐野さんが私の胸ぐらを掴んだ。
そのまま力任せにブラウスが引き裂かれる。
パチッとボタンがスチール棚に当たる音がした。

「ひ…や…」
「はー深町、お前、胸小さいねえ。彼氏いるのに、揉まれないわけ?俺がやってやろうか?」

乱暴に下着がずらされ、その細やかな膨らみを掴まれる。

「や、やめ…」

声が出ない。

誰か。
誰か……
助けて。
助けて、星、くん…

「ああ、いいね、それ。その顔。怯えてる深町の顔、大好き」

佐野さんはじっと私の顔を見つめ、にたりと笑った。

「お前のこんな姿をみたら、早坂は気が狂うだろうなあ…」

佐野さんは、ぐちゅり、と太い指を私の口の中に捻じ込んだ。
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