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忘れられる、キスを
第35章 買い物
心臓の音が星くんにも聞こえそうなくらい、どきどきしている。
ザアッとお湯の流れる音がして、ペタペタと足音が近づいて来る。

「先輩」

背後で、星くんが湯船に入ったのが分かった。
星くんが私の腕を掴む。

「隅っこにいないで、おいで」
「あ…や…」

湯船は二人で並んで座るともういっぱいくらいの広さだ。

「まだ恥ずかしい?」
「あ、当たり前でしょ…」

女の人とは違う、硬い胸から目を逸らす。
星くんが、そっと、私の肩を抱いた。

「痕、まだ残ってるね…」
「ん…」

胸元に残る紅い痕に、星くんはお湯をかけてくれる。
薄っすらと白濁したお湯で、胸からしたはよく見えない。

「キス、していい?」
「ん…」

頷いてから、はっとする。

私、今、何か…

星くんは肩から胸元にかけて、何度もキスを繰り返した。
開放的な空間で、繰り返されるキス。
周りからは見えないように囲われてはいたが、ちゅ、ちゅっというリップ音が、誰かにきかれるのではないかとどきどきした。

「ここ、座って」
「や、やだ…そんな…」

抱えられ、湯船の淵に、座らされる。
思わず胸を腕で庇い、足をきゅっと閉じた。
星くんがさっと腿の上にタオルをかけてくれた。

「こんなことして、ほんと、最低だ」

星くんの紅い舌が、つつ、っと臍の近くをなぞった。
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