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忘れられる、キスを
第37章 露天風呂
ちゅ、と音を立て、内腿が吸われる。
時折感じる星くんの吐息が、熱い。
明るい部屋の中で、下着姿を晒し、足の付け根にキスをされているこの状況に頭は沸騰しそうだった。

「怖かったよね……こんな…こんなとこまで…」

星くんはそう言いながら、何度も何度も口付けている。

「あ、良い匂い…」

星くんの鼻先が私の秘部に触れ、そのまま顔を埋められる。

「やあっ…ほしく…っん、ふ…」
「ここ、触ってなかったけど、濡れてる、ね」

ふふ、っと嬉しそうに星くんが笑う。
下着の上から指先でそっと擦り上げられた。

「ひゃ…あ…」

思わず洩らした声に、慌てて口を塞ぐ。
とてつもない恥ずかしさが込み上げてくる。

「声、聞きたい。聞かせて、先輩」

下着の上からでも、星くんの指の感触が伝わる。
レース生地と擦れ、其処は見る間に熱を帯び、潤っていた。

「先輩の気持ちイイこと、しよう?」

星くんはそう言って、私の上に覆いかぶさり、唇を重ねた。
長くて、気持ちのいい、キス。

星くんは、私の身体をすっかり熟知しているようだった。
背中に手を回すと、器用にホックを外し、ブラをずらされた。
少しだけ冷たい指先が、胸に触れる。

「やだったら、ちゃんと言うんだよ?」

きゅっと、尖端が摘ままれた。

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